クラウドCRMのおすすめ9選!無料ツールや選ぶポイントも紹介

2024/03/31

顧客情報を管理するのに最適なツールがCRMです。

クラウド上でCRMを利用する企業が増えています。利用の背景には、売上アップが期待されていることが挙げられます。
CRMの導入によって集めたデータを分析し、対策を考えることができるためです。なかには業務を自動化できるツールもあり、不要な時間を省くこともできます。

今回の記事では、クラウド型CRMの特徴やメリット・デメリット、おすすめのツールについて解説します。これからクラウド型CRMを導入しようと考えている方、クラウドCRMとはどんなツールであるのか知りたい方は、ぜひ参考にしてください。

E-Grant監修
お役立ち資料無料ダウンロード!
CRM施策において、未だにメルマガは非常に優れた施策の一つです。実際に「メルマガをきっかけに商品を購入する顧客」の割合は50%を超えているデータがあります。
一方でメルマガは正しく作らないと開封率に大きく差が出ます。
本資料では、メルマガ制作の絶対に抑えておきたいチェックポイントをお伝えさせて頂きます。ダウンロードはこちら

CRM(顧客管理システム)とは?


CRMとは、顧客情報を管理することができるツールのことです。

名前・連絡先といった個人情報をはじめ、他社と取引した記録や顧客の購入履歴など、さまざまな顧客データの管理を一括でできる優れたシステムになります。

CRMの代表的な強みは以下の通りです。

  • 顧客満足度を高めることができる
  • 熱狂的なファン獲得に効果的

集めた情報をもとに傾向を分析し、対策を練ることも可能なため、効果的な接客が実現できます。また、CRMを利用することで、作業効率の向上も見込めるので、企業の発展には欠かせないものとなっています。

企業のグローバル化が進む中で、競合に負けないよう根強い顧客ファンの獲得を目指して、多くの企業がCRMを取り入れていることでしょう。

CRM(顧客関係管理)とは?機能や導入メリット、選び方、活用事例を徹底解説

CRM(顧客管理システム)でできること


顧客情報を管理・分析することは企業の成長を促進します。しかし、CRMの機能はデータの管理だけではありません。ほかにはどのような機能があるのでしょうか。

顧客情報の管理

名前や連絡先などの顧客データを管理することで、いつでも顧客の検索や分析ができます。顧客とのコミュニケーションや商品が購入されるタイミングを記録することで、どんな商品が顧客の手に取ってもらえるのか把握できるでしょう。

顧客情報の管理に優れているツールですが、作業効率のアップや企業の売上を伸ばす対策を練ることも可能です。

メール配信

顧客を絞って自社の情報を一斉に送信できます。ただ配信するだけではなく、メールが読まれる時間帯を分析することも可能です。

集めた顧客情報から適切なメールを送信することで、自社のサービスの良さを伝えることができ、熱狂的なファンの獲得も期待できます。

問い合わせ・キャンペーン・名刺管理

顧客からの問い合わせを共有できたり、特定のセグメントにキャンペーン情報を一斉送信できたりします。顧客の満足度を高め、企業の成長につながるでしょう。

名刺の管理により、社内で名刺情報の共有もできます。事前に顧客や取引先の情報を知っていれば柔軟に対応できるはずです。

外部サービスとの連携機能

CRMは、GmailやSNS、chatworkなど外部サービスとの連携により、効率性を高めることが可能です。二重入力といった無駄な作業を省ぶことができ、案件の抜け漏れを防げるといったメリットがあります。

共同編集・マルチデバイス

CRMの機能の1つとして「共有編集」というものがあり、集めたデータを複数人で編集することができます。

また、PC・スマートフォン・タブレットすべてに対応しているCRMもあり、マルチデバイスで作業することも可能です。場所や時間を気にしなくて済みます。

クラウドCRM(顧客管理システム)の導入メリット

クラウドCRM導入のメリットは下記の4点です。

  • 初期・運用コストが低い
  • 運用までの時間・手間が少ない
  • 自社でのメンテナンスが必要ない
  • マルチデバイスに対応している

ここでは、それぞれのメリットについて解説します。

初期・運用コストが低い

クラウド型のシステムは、自社で購入する必要がないため、初期費用や維持費は安価な傾向があります。システムにコストをかけたくないという企業は、無料でツールを利用できるので、ぜひ活用しましょう。

運用までの時間・手間が少ない

クラウド型CRMのメリットの1つとして、導入から運用まで時間や手間がかからないというものがあります。システムの構築が必要なく、テンプレートが用意されているツールもあるため、簡単に導入できます。

自社でのメンテナンスが必要ない

ツールに不具合が発生したとき、不安になる必要はありません。システムの修正はすべて「ツールを提供する企業の仕事」です。代わりにシステムのメンテナンスを行ってくれるため、自社でメンテナンスをする必要はないです、

マルチデバイスに対応している

クラウドCRMはPCソフトだけでなく、スマートフォンやタブレットでの利用もできます。作業する場所を固定する必要がないため、リモート業務も可能です。

CRMのメリット5選。CRMを導入するメリットを徹底解説

クラウドCRM(顧客管理システム)の導入デメリット

クラウドCRMを導入する際は、以下のようなデメリットも理解しておく必要があります。

  • 規模によって大きなコストがかかる
  • 企業によっては連携できない場合がある

ここでは、それぞれデメリットについて解説します。

規模によって大きなコストがかかる

アカウントが多いと費用が増え、コストがかかります。小規模であればコストを心配する必要ないのですが、企業の規模が大きいとコストがかかるため、注意が必要です。

企業によっては連携できない場合がある

幅広い企業での導入を目的としているため、クラウド型CRMと自社のシステムが連携できない場合があります。導入する前は、自社で利用しているシステムが検討中のCRMに対応しているか確認するべきです。

クラウドCRM(顧客管理システム)を導入する際のポイント


クラウドCRMには「メンテナンスが必要ない」「導入から運用まで手間がかからない」などのメリットがありますが、実際に導入するとき、どんなことに注意してツールを選択すればいいのでしょうか。

目的や課題を明確にする

CRMを導入前に、目的や課題を明確にすることは必須です。

「顧客データを分析することで企業の売上を伸ばしたい」「カスタマーサポートを効率化したい」など、目的は企業ごとに違うと思いますが、導入前は必ず「どんな問題を解決するためにツールを使用するのか」をチェックしましょう。

自社に適するか確認する

ツールを導入してもうまく運用できないことがあります。
下記3点に注意しましょう。

操作性・セキュリティに問題がないか

クラウドCRMは機能性が優れていますが、セキュリティ面に不安が残ります。顧客の情報を取り扱うわけですから、データが漏れることのないようセキュリティには十分注意しましょう。

自社のツールと連携できるか

クラウドCRMの種類は豊富であるため、ツールによって特徴が異なります。導入前の段階で、自社の運用しているシステムがCRMと連携できるか確認しましょう。

自社に適したコストであるか

導入や運用のコストに気を付けましょう。無料で利用できるものもありますが、有料の方が機能は充実しています。自社にあったツールを取り入れて、コストをかける価値があるのか見極めるべきです。

CRM(顧客管理システム)とSFA(営業支援システム)の違い


CRMとは、顧客の満足度を高めるためのツールとお伝えしました。顧客の情報を一括で管理し、集めたデータから分析と対策ができるためです。

そのCRMと似たようなシステムに、「SFA」というものがあります。どちらも顧客情報を管理できる便利なツールですが、利用目的に違いがあります。

SFAとは、営業における実績や効率の向上を目的としたツールです。営業活動からデータを集めて分析し、次の営業に向けて策を練ることができます。

活動をデータとして表すことができるため、営業をするうえで必要なことが浮き彫りになったり、自身の営業スタイルを見直すこともできたりします。営業活動を発展させることで、企業の成長につながることでしょう。

おすすめのクラウドCRM5つを比較


クラウドCRMは種類が豊富であり、ツールごとに特徴・価格が異なると先ほどお伝えしました。顧客情報を管理する以外にも機能は多々あるので、ここではおすすめのクラウドCRMを5つ紹介します。ツール同士を比較し、社内への導入の参考にしてみてください。

うちでのこづち

EC通販において、導入企業が1番多いクラウドCRMです。ディスプレイ広告を利用することで、WEBを回避しているお客様に訴求ができます。集めた顧客データを分析した後、アウトバンドの自動化により、顧客へのアプローチの最適化も可能です。

料金は月額50,000円~になります。初期費用は利用するシステムごとに異なるため見積もりが必要です。導入前は、うちでのこづちへ問い合わせると良いでしょう。

Senses(センシーズ)

営業案件のリスクや類似案件に関して、AIによるアドバイスを受け取れるクラウドCRMです。ボードを共有することで、営業担当者はどこにいても情報を把握できるため、現場での営業活動の効率化を目指せます。

料金プランは以下3つです。

  • Starterプラン:月額27,500円(5ユーザー)※1ユーザー追加で月額5,500円
  • Growthプラン:月額110,000円(10ユーザー)※1ユーザー追加で月額11,000円
  • Enterpriseプラン:月額330,000円(20ユーザー)※1ユーザー追加で月額16,500円

GENIEE SFA/CRM(旧ちきゅう)

シンプルさが特徴的で、直感的に入力ができるクラウドCRMです。顧客・商談プロセスの情報を管理できるなど、情報管理ツールとして必要最低限の機能は備わっており、多くの企業が導入しています。定着率も高いです。

料金プランは以下4つです。

  • ライトプラン:月額29,800円(10ユーザー)※1ユーザー追加で1,480円
  • スタンダードプラン:月額29,800円(10ユーザー)※1ユーザー追加で2,980円
  • プロプラン:月額49,800円(10ユーザー)※1ユーザー追加で4,980円
  • エンタープライズプラン:月額98,000円(10ユーザー)※1ユーザー追加で9,800円

Sales Force Assistant

営業マンを支援するという意味を持つSales Force Assistant は、多くの企業が取り入れており、業種に関係なく支持を集めているツールです。どんな営業スタイルにも合わせることもできます。

また、顧客の人間関係情報も把握・管理できるため、顧客紹介などの場面で役立ちます。言語の切り替えができ、グローバルにも対応しているので、海外展開をしている企業におすすめです。初期費用50,000円、月額3,500円〜と比較的高めの料金設定ですが、プラン内容は充実しています。

JUST.SFA

リアルタイムで情報を共有することができるクラウドCRMになります。新しい情報がすぐに入ってくるので、精度の高い分析が可能です。シンプルな操作性で、ツールの利用に困ることは少なく、一覧性が高いため、入力されているデータが見やすいという特徴もあります。

ユーザーの層が幅広いため、どんな年齢の人にも扱いやすくなっています。ただし、導入コストは公開しておりませんので、問い合わせが必要になります。

無料で利用できるクラウドCRM4つを比較


ツールやシステムにコストをかけたくないという企業も多いはずです。もちろん価格の安いCRMはあるので、ここでは無料で利用できるクラウドCRMを4つ解説します。実態が分からないため、まずは低コストで導入を始めたいという方におすすめです。

HubSpot CRM

営業活動・成績などの状況を把握し、最新情報を共有することができるため、より精度の高い営業を目指すことができます。また、業務自動化ツールを利用することで、負担が減り、営業活動に専念できるでしょう。

問い合わせの受信を共有することで、顧客とのやりとりが全体に可視化でき、相手の情報を把握したうえで効果的な接客ができることも特徴的です。

Zoho CRM

業務を自動化し、スムーズな接客を可能にするツールです。顧客へアプローチした結果の記録や集めた情報の分析を自動で行うことができます。そのため、売上につなげるために、営業活動に専念することにもつながります。

直感でツールを使用することができるので、初心者の方でもすぐに使い慣れるでしょう。
気になる導入効果ですが、多くの企業が成果を上げているため、実績は十分にあるといえます。コストをかけずに、業務の効率化を目指すことができるでしょう。

formrun

ビジュアル豊かなテンプレートが用意されているので、導入や運用が簡単です。問い合わせがきたとき、誰が担当するべきか確認できるため、チーム内の連携がスムーズになります。
一部の外部ツールとの連携もでき、セキュリティ対策もしっかりしています。顧客データが漏れる心配がありません。無料でも十分な機能が備わっていますが、有料プランの方が充実しています。

フリーウェイ顧客管理

ExcelやGoogleスプレッドシートを活用することでデータを共有でき、情報の整理に最適なツールです。項目の設定で多種多様な情報を管理・共有できるので、業種は問わず、どんな企業でも利用できます。

シンプルなデザインで、操作性に優れており、3人までの利用が無料となります。「データ容量がある」「スマホやタブレットでの利用ができない」などのデメリットがあるため、少人数で使用する方におすすめです。

まとめ

今回の記事では、クラウドCRMの特徴やメリット・デメリット、おすすめのツールについて解説しました。

ポイントを以下にまとめます。

  • CRMを利用し、顧客情報を分析することで、より良いサービスを提供できる
  • クラウドCRMは低コストで、導入から運用までが簡単である
  • クラウドCRMの種類は豊富なため自社に合ったものを選択するべき

無料で利用できるツールもあるため、コストをかけずにCRMの導入が可能です。

「より効果的な営業活動を実践したい」「作業効率を向上させたい」などを目標にし、企業を成長させたい方はクラウドCRMを導入してみてはいかがでしょうか。

E-Grant監修
お役立ち資料無料ダウンロード!
CRM施策において、未だにメルマガは非常に優れた施策の一つです。実際に「メルマガをきっかけに商品を購入する顧客」の割合は50%を超えているデータがあります。
一方でメルマガは正しく作らないと開封率に大きく差が出ます。
本資料では、メルマガ制作の絶対に抑えておきたいチェックポイントをお伝えさせて頂きます。ダウンロードはこちら